※初めに 今回のこのお話はアニメ最終回後と同じ世界観(魔獣と戦っている)だけど何故かまどかもさやかも一緒に魔法少女やっている設定となっています。 その辺を考慮して楽しんでいただければ幸いです。 あっ、あとマミさんファンの方々(自分もその1人ですが)には申し訳ないですがマミさんは魔獣との戦いで・・・? という設定にもなっています。 果たしてマミさんはどうなってしまっているのでしょうか? そしてまどか達は!? と、いうワケで↓より本編です。 世界にはびこる魔獣たちと終わることのない戦いを繰り広げるまどか達、魔法少女一行!! だがしかし、この日の魔獣は今までと比べ物のにならないほどの力を持った怪物だった。 まどか「いっけえぇぇぇーーー!!」     魔獣の隙をつき膨大な魔力を込めた矢を放つまどか、だがしかしその攻撃ですら魔獣はたやすく弾き返しそのまままどか目掛けて爪を振り下ろした。 まどか「きゃっーーー!?」 ほむら「まどかっ!?」     避けきれず攻撃を食らったまどかにほむらが慌てて駆け寄る。 ほむら「まどかっ、まどかっ!! 大丈夫なのまどかしっかりしてっ!?」 まどか「ほむらちゃん、うん私は何とか大丈夫・・・。」     傷は負ったものの意識はハッキリしているまどかを確認しほむらはほっと胸を撫で下ろす。  杏子「二人ともイチャついてる場合じゃねえぞ!? 次の攻撃がくる!!」     攻撃の手が止まったまどかとほむらを庇うために防戦を繰り広げていた杏子とさやかであったが2人だけでは到底長続きするような状態ではなかった。     魔獣と激しい空中戦を行っていたさやかが勢いよく地面に叩きつけらられる。 さやか「がはっ!?」  杏子「さやかっ!? ちっくしょおぉぉぉーーーーー!!!!」     さやかの姿を目にし怒りをあらわにする杏子、しかしこの劣勢な状況ではとても反撃する余裕などとてもではないがありそうになかった。     持ち前の回復力の速さでさやかは剣を杖代わりにしながらなんとか立ち上がる。  杏子「さやかっ、もういいっ少し休んでろ!!」 さやか「くそっ、コイツ強すぎる・・・。」 まどか「私たちどうすればいいの・・・?」 ほむら「大丈夫よまどか、貴女だけは私がこの身に変えても守ってみせる・・・。」    4人の脳裏にある1人の魔法少女の姿が浮かび上がる。 さやか「・・・、こんな時にあの人がいてくれたら・・・。」  杏子「そうだな、アイツがマミがいてくれたらこんな状況も一気にひっくり返せるんだけどな・・・。」 まどか「さやかちゃん、杏子ちゃん・・・。」 ほむら「二人ともやめなさい、彼女のことを今話しても仕方ないわ・・・。」 まどか「ほむらちゃんっ、でも!!」    まどかが声を荒げて抗議しようとするがすぐに目を閉じてうつむいてしまった・・・。 まどか「マミさん、私たちマミさんがいないとやっぱりダメだよ・・・、マミさんっ!!」  杏子「来るぞ!!」    杏子が声をあげる。    魔獣は魔法少女達に今まさにとどめの一撃を放たんとしていた―。 ―その時、    「ティロ・フィナーレ!!」 懐かしい声と共に轟音が響き渡る。 激しい閃光共に飛来したソレは的確に魔獣を捕らえ爆音と共に魔獣の攻撃を阻害した。 「危ないところだったわね、でももう大丈夫。」 聞き覚えのある声を耳にし希望の表情を見せる4人。  4人「その声はっ!?」 まどか達4人は目を輝かして声のした方へ向き直る。 そして―。 さやか「その声はタッくん!!!!」 まどか&ほむら&杏子「だあぁぁぁぁぁっ!?!?」 まどか「さ、さやかちゃ〜〜〜ん!?」  杏子「おいっ、さやか!! どこの時間軸にティロ・フィナーレをぶっ放すタッくんがいるってんだ!?」 ほむら「美樹さやか、貴女はどこまでおバカなの・・・!?」 さやか「いや〜ゴメンゴメン、つい出来心で中の人ネタやりたくなっちゃって・・・。」 まど&ほむ&杏「つい、じゃない!!」 マミさん「私、タッくんと声が同じなんだけどそれって気づかないフリして欲しかったんだけどな・・・?」 この後、魔獣は5人で力を合わせて合体魔法『ティロ・フィナーレ・カンノナータQB(勝手に命名)』で見事撃退しましたとさ。                                         めでたし、めでたし