●タイ 前回忘れていましたがタイの概念もあります。 「タイ」の表示は次のようになります。 Mea Tick Note Step Gate Vel 1 0 60 240 490 100 * 1 480 rest 240 0 0 1 960 60 240 490 100 * 1 1440 rest 240 0 0 ----------------------------------------------- 2 0 60 480 240 100 同ノート値のイベントTick以上にGateが到達している場合タイになり「*」が付加表示されます。 尚Velは最初のキーオンが適用されたままとなりタイ中のVelに違う値があっても変化しません。 ●ファンクションキー 数値入力系の最大の特徴といえば「ファンクションキー」の活用だと思います。 Step、Gate、Velそれぞれにフォーカスがある時Fキーを押すことによって あらかじめユーザーが定義しておいた値が入力されます。 F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 F10 F11 F12 Step 1920 1440 960 720 480 360 240 180 120 60 30 タイ Gate 1900 1420 940 700 460 340 220 170 110 50 20 タイ Vel 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 110 120 Step、Gateはセットで定義します。またShift+やCtrl+などでいくつかのバリエーションが定義できます。 Stepにフォーカスがある場合、Gateも定義値で入力されます。 Gateにフォーカスがある場合、Gateのみ定義値で入力されます。 Velにフォーカスがある場合のみ、Velに定義値が入力されます。 タイは次の同ノート値までGateを増やします。 和音の場合、Step、Gateは構成音全て定義値が入力されますがVelは構成音それぞれ個別に適用されます。 トラックにノートイベントが無い場合はデフォルトのノート値「60」など、Vel値「100」などで Fキー定義に則したStep、Gateが入力されます。 ●パラメータ値の増加減 各パラメータ値の増加減は「PageUP,DOWN」キーを使用するのが一般的です。 単独の場合は±1 Shift+では±10 Ctrl+では±100 Shift+Ctrlでは±1000 特別なのはNote値でShift+の場合1オクターブ(12)単位で増加減されます。 Pitch値でShift+の場合(音源側レンジ幅1オクターブで半音:684?)単位で増加減されます。 ●小節コピー 別のトピックで「小節コピー ===11===」というのがありましたが これも数値系では多用する機能で要は「この小節は11小節を参照している」という記号なのです。 数値系はどうしても縦長の数字や記号の羅列を見る羽目になるので出来るだけ 「打ち込みを減らし表示も見やすくする」という怠け心の産物です。 (本当は当時のマシンスペックに合わせたのかもしれませんが) 実際にこれはかなり便利な機能ではあります。他のシーケンサではゴーストパートとかとも呼ばれています。 ●「Mキー」「Jキー」 再生に関して多様するのが現在編集しているトラックのその小節のみが再生される「Mキー」 編集位置からそのトラックのみが再生される「Jキー」などがあります。 他にも色々ありますが、まったく違う設計思想のソフトの内容を書いてるだけなので大変恐縮です。 ただそれなりに工夫されたインターフェイスですのでご参考にしていただければ幸いです。