#contents *イベント名 [#p072d38a] 戦国紅蓮編 **概要 [#me4ceecd] ''シナリオ傾向:''シリアス[有] コミカル[有] ほのぼの[有] 恋愛[有] 欝、人死に[有] 百合、大統領ネタ[有] ''登場人物関係:''登場人物の制限[''博霊LSと賢者は一部を除いて登場しない''] キーキャラクター[カイエン、玄爺、レミリア] 敵対キャラクター[様々] ''攻略関係:''イベント発生時期[世界移動シナリオと同一] 総所要日数[不定] 他シナリオとの平行[無] 戦闘難易度[難〜有頂天] 攻略中ヒロインの関与[無] ---- 日本・戦国末期〜江戸時代に似た、それでいて全く異なる異世界。 「ひんがしの国」と呼ばれる島国は、長きに渡る戦国時代を続けていたが、それも終わろうとしていた。 だが、そこへ西の大国「ガレマール帝国」の魔の手が迫りつつあった…。 ---- *発生条件 *攻略 「ひんがしの国」を舞台に冒険するシナリオ。 メインとなるのはガレマール帝国の占領下にある小国「ドマ」を巡り、カイエン殿と力を合わせて帝国と戦う「ドマ編」。 だがそれ以外にも、霊力を持った大いなる獣「瑞獣」と縁を結ぶ「四聖獣編」、異界から現れた魔との出会いと戦いを描く「妖異編」、帝国への抵抗を続ける謎多き国「葦名」に潜入する「隻狼編」など、様々なルートがある。 *登場人物 **ひんがしの国 大海原に点在する島々を領有する独立国。 忍者や侍の発祥の地である。 「帝」を頂点とする統一政府「朝廷」が存在するが、100年前に帝位争いに端を発する内戦が勃発。 2人の「帝」が並列し、国家を二分する事態が発生した。 2人の帝は自前の兵力を持つ地方豪族を味方につけるため、臣従の見返りとして様々な権能を与えていった。 だがその代償として、帝と朝廷の権威は落ちる一方となった。 結果、ほぼ完全な自治権を得るに至った豪族たちが、互いの領土を奪い合う戦国乱世が起こる。 一応、一方の帝が勝利を得たものの、既に帝と朝廷に権力はなく、豪族たちは帝をないがしろにして、領土争いを続けるのだった。 #br この戦国時代は未だに続いているが、しかし、豪族たちでさえ、外国の脅威を無視することはできなかった。 海を渡って侵攻してきた「ガレマール帝国」。 領土争いを続ける豪族たちは足並みを揃えることが出来ず、国毎に次々と帝国に侵略されていった。 一方で、豪族たちは協力しない代わりに、帝国への抵抗を諦めることもしなかった。 既に国内の大半は帝国の占領下にあるが、それでも抵抗を続ける国はある。 **ドマ ひんがし国内にある、戦国時代に乱立した国の一つ。国主は既に死亡している。 帝国の侵略に激しく抵抗したが、国主は戦死、ドマも降伏した。 帝国占領下にあるが、未だに反乱勢力が絶えた訳ではない。 -''カイエン・ガラモンド'' 死した国主に仕えていた侍。 国主には心を尽くして仕えていた。 主は死したが、逃げ延びたはずのその一人娘を探している。 **ホッカイドゥ・ステップ ひんがしの国の北端に存在する国。 一面の大草原が広がる地帯であり、一方で背の高い木は殆ど生えない。 冷涼で厳しい環境であり、帝国はこの地に価値を見出さなかったため、侵略も受けていない。 古来より複数の民族が覇権を争っている地である。 一定周期で「終節の合戦」を行い、その勝者となった部族が、次なる終節まで、草原の民の支配権を得る。 ***オロニル族 ホッカイドゥ・ステップに存在する部族の一つ。 太陽神「アジム」の分身を自称する部族であり、それゆえ総じて尊大であり、他部族からは傲慢と見られる。 ただし、その威厳に相応しい実力も備えており、終節の合戦における勝率は高い。 太陽神「アジム」の分身を称する彼らは、自らの伴侶を、アジムの妻である月の女神と同じ名である「ナーマ」と呼ぶ。 伝統的な格闘技「アジム・ブフ」の大会「兄弟闘技」の勝敗によって一族内の序列を決めるという独自の風習を持つ。 この勝者が「長兄」として一族の指導者となるのである。 -''マグナイ・オロニル'' オロニル族の族長たる「長兄」。アウラ族。 巨大な戦斧を振るう天性の戦士。一人称は「余輩(よはい)」 語るよりも結果を出すタイプで、その胸は一族に対する誇りで満ち溢れている。 しかし、身を立てるほどに、胸の内にある運命の相手への期待も膨れ上がっていく。 …要するに、ナーマ、つまり妻となる女性を追い求めているのである。 神話とロマンを愛した少年は、その心が汚れることのないまま、こんなにも強く大きくなってしまったのだ。 なお、一度お断りされた相手を深追いはしない。 本当のナーマであれば、断るはずもないのだから。 **瑞獣 種の寿命を超えて100年の時を生きた獣は、妖力を得て自我を芽生えさせる。 更に1000年の時を生きることで、獣は人知を超えた神通力を獲得できる。 こうした大いなる獣を「瑞獣」と呼び、獣が瑞獣へと変化することを「裏返る」と表現する。 #br 瑞獣はまとまった存在ではなく、各々の考えで動いている。 人間に味方して帝国と戦う者もいれば、人間を喰らう者もいる。 ***四聖獣 1000年前、伝説の侍「テンゼン」が絆を結んだ、4体の瑞獣たち。 数多い瑞獣たちの中でも名声高い存在であり、瑞獣たちのリーダー格のように扱われる。 かつてテンゼンと共に「黄龍」と呼ばれる存在を封印したが、その戦いでテンゼンは戦死してしまった。 そして今、黄龍の封印は解けようとしている。 -''玄爺(玄武)'' 四聖獣の一体。亀の瑞獣。 落ち着き払った性格で、のんびりしているが少し心配性。 黄龍の封印が解けかかっていることに気付き、四聖獣たちを呼び寄せようとしている。 -''朱雀'' 四聖獣の一体。鳥の瑞獣。 100年生きた時、妖力を得て翼が燃えるようになった。 だがそれを、不死の力を持つ伝説の霊鳥「不死鳥」だと勘違いした当時の人々に追い回されることになる。 だがテンゼンと出会い、不死の能力ではなく朱雀自身を見てくれた彼に恋い焦がれるようになった。 だが黄龍との戦いでテンゼンは死んでしまう。 自分が本当に不死鳥であったならテンゼンを助けられたのに。 その想いが通じたのか、裏返った朱雀は、正に不死鳥の如き癒やしの力を得た。 **妖異 異界「ヴォイド」に由来する生物を総称した名前。 世界の境界に生じた裂け目や、人為的に開けられた召喚門を通じて、この世界に現れる。 学者たちは彼らを「十二階位」と呼ぶ階級で分類する。 妖異の力や知性に基づいて階級付けられ、高位のものほど力強く、賢い。 ただし、あくまでこの世界の学者が机上で定めただけのものに過ぎないため、必ずしも実態に即しているとは言い難い。 妖異たちは自らの王について時折口にする。 ''「暗黒の雲」「スカアハ」「闇の王」''などと呼ばれる者たちが、階位一位に位置する妖異の王だと目されている。 -''レミリア・スカーレット'' 階位二〜三位と目される上位妖異。 コウモリのような翼の生えた、人間の少女に似た姿を持つ妖異。 強大な力を持つ一方、妖異としてはあまり敵対的ではなく、目的は不明。 目撃者によれば、「この世界を観光しているように」見えたという。 -''ディアボロス'' 階位二〜三位と目される上位妖異。 伝承の悪魔そのもののような姿を持つ上異。 重力を操る能力を持つが、それ以上に策謀を張り巡らせることに長ける。 野心が強く、階位一位ですら自身のために利用しようとする。