設定 SE○までの過程 登場人物 ・あたし ・彼氏 ・エイズ ・病院の先生 行く場所 ・公園 ・ホテル ・病院 季節 ・夏(7月) ちなみに映画館デートの続編である。 時間(夜) ・公園7時くらい ・ホテル9時〜10時 題名『処女は気が付く』 作者 うなさん 7月の公園 気が付けばもう7時 彼とあたし二人だけでいる公園は 妙に静かで落ち着きのない 雰囲気が漂っていた あたしと彼の繋いでいる手は ぬるぬるして 汗ばんでいるのがわかる う「もう7時だよ?」 彼「もう帰る?」 彼にそういわれて 無意識に首を横に振った 照れながらあたしは う「やだ・・・。まだ帰りたくないよ。」 彼「・・・もう暗くなるよ?」 う「まだ一緒にいたい」 彼はあたしを見つめ そのまま引っ張る どこに行くんだろう・・・ 彼はホテルの前まで引っ張っていった う「・・・」 彼「どこか分かる?」 う「うん・・・」 そっと首を縦に動かし 了承の合図 受け付けにいる彼の知り合い パニャンに高い部屋を用意してもらう そして彼と部屋へ入る う「うわぁ・・・広い!ベットふかふか!」 彼「はしゃがないの。ほら。シャワーいっておいで」 シャワーを浴びる あたしに暖かな水がぶっかかる ドキドキとそれから切なさがこみ上げられる 彼と初めての・・・ シャワーからでると 彼が笑顔で待っていた 彼もシャワーを浴びに行く ベットの上でひとり彼を待つ カーテンをあけてもしめなくても月がみえる 鏡にうつるあたしだった 彼がシャワーからあがってくる 彼「ヤろっか」 そっとタオルをとられ ありのままの姿をみられ 恥ずかしくなる 心(幸せのSE○だよ・・・) 彼「ウエスト・・・太いね」 う「おい」 気が付いたら繋がっていた 痛みはなかった おわっていた なにもかもここで終わった なんだか彼とSE○してから 体がとってもダルカッタ 理由はわからない 妊娠してるんじゃないかと思った あたしは産婦人科へ 先生「エイズだね」 う「え!!い!!ず!!」 先生「うん。これはあがーんw」 彼は泣いた あたしも泣いた なんでこんなことになったんだろう 分からない そっと目を閉じると あのころを思い出した 公園の滑り台で 彼があたしに言ってくれた言葉 「好きだよ」 彼の好きだった音楽 一緒に食べたゲロパスタ 泣いても笑っても一緒だったあの日々 気が付けば体はウイルスに侵され あたしと彼はそのまま息をひきとった 幸せな日々だった ねえ。覚えてる? あなたとあたしって兄弟なんだよ・・・。 <END>