この物語は怪盗が悪党から宝を取り戻し、持ち主に返す、という正義の怪盗の話である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー カービィの家 カービィ 「暇だな〜。」 キラッ カービィ 「あ、ドロッチェのメダルだ。」 カービィ 「そうだ!」 カービィ 「これで怪盗になりきって困っている人を助けよう!」 ワド 「カービィさーん!」 カービィ 「お、ワド。」 ワド 「話は聞いたッス!助けてくれッス!」 カービィ 「どうしたの?」 ワド 「家のお菓子全部デデデに取られたッス!」 カービィ 「なんか普通だな・・・」 カービィ 「よし!ドロッチェメダル!」 ピカッ! カービィ 「よし、行くか!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー デデデ城 デデデ 「?何ゾイ、これ?」 『予告状 今夜デデデ城のお菓子全てを頂く。 怪盗カービィ』 デデデ 「なんだとゾイ!?」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 夜 デデデ城前 カービィ (さて、どうやって盗むか・・・) カービィ (・・・こういうのはどうかな。) 作戦1 デデデのハンマーをアイスレーザーで凍らして、ツルツル滑って持てないハンマーをデデデの小指にあてる! 「いたいゾオォォォォォォォイ!!!!!!」 とか言ってる隙に盗む! カービィ (いや、いくらアホ(!?)でもそれはないか。それに大量のお菓子、どうやって持ち出すか・・・) カービィ (それは袋に入れればいいか。) カービィ (内部がよくわからないし、その時考えよう。) カービィ 「よし、潜入!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー デデデ城 バンワド 「・・・侵入者がいるような・・・」 カービィ (・・・ワドルディに変装してるのに気配でわかるとは・・・) バンワド 「!そこだ!」 ビュン! カービィ 「うわっ!」 バンワド 「正体を現せ、怪盗カービィ!」 カービィ (正体を見抜いて槍を投げてくるとは・・・) バッ! カービィ 「そうだ!僕が、いや俺が怪盗カービィだ!」 バンワド 「普段と違う怪盗としてのカービィか・・・」 カービィ 「よく見抜いたな、地味に初登場のバンワド!他の奴らとは違う!(デデデも含み、ワドは除く)」 バンワド 「初登場言うな!」 カービィ 「先に進ませてもらう!煙玉!」 ボン! バンワド 「うわ!くっドゥに連絡だ!」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー デデデ城中部 カービィ 「そろそろ半分か・・・」 ??? 「待つであります!」 カービィ 「まさかその声は・・・」 ??? 「そのまさかだ!」 カービィ 「ケ○ロ軍曹!」 ケロ○軍曹? 「どどっ!」 カービィ 「じゃあ番外編にちゃっかり出ているカツサンド!(嘘は言ってない)」 カツサンド? 「なんでやねん!」 カービィ 「なんでワドルドゥがなんでやねんとか言うんだ!口調おかしいだろ!」 ドゥ 「わかってるじゃないか!」 カービィ 「そこを通してもらうぞ!」 ドゥ 「こっちには秘策がある・・・」 カービィ 「何・・・?」 ドゥ 「これ、なんだ?」 カービィ 「そ、それは・・・!」 ドゥ 「カツサンドであります!とってこ〜い!」 ポイッ カービィ 「わーい!・・・て、」 カービィ 「引っ掛かるかーーーーー!!!ボム!」 ドガァァァァァァン!!! ドゥ 「うわあぁぁぁぁぁ!!!」 カービィ 「今の音だとさすがにデデデにも気付かれるな・・・急ごう。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーー デデデ城 王室 デデデ 「何ゾイ?今の音・・・」 バンワド 「怪盗カービィでしょうね。」 デデデ 「食べ物はここにある。まだまだここには来れな・・・」 ドガァァァァァァン! デデデ 「もう来たのかゾイ!?」 カービィ 「俺は怪盗カービィ!その『宝』、大量の食べ物いただくぜ!」 デデデ 「何ィ、生意気な!」 バンワド 「させないぞ!」 バンワド 「くらえ、『月落とし』!」 カービィ 「甘い!」 グサァ! バンワド 「!?いない!?」 カービィ 「後ろだ、アイスレーザー!」 バンワド 「うわ!」 カチン! デデデ 「バンワド!」 カービィ 「どうする?どうやってその『宝』を守る?」 マスク・ド・デデデ 「こうなったら『ニューデデデハンマー』の力、見してやるゾイ!」 カービィ (まず、動きを封じる!) カービィ 「トリプルスター!」 ヒュン!ヒュン!ヒュン! マスク・ド・デデデ 「くっ」 カービィ 「いけ、新装備『サンダークナイ』!」 ヒュン!バリバリ! デデデ 「マスクが!ハンマーも調子が悪いゾイ!」 カービィ 「さて、『宝』をいただこうか。」 カービィ 「『シャボンコーティング』!」 食べ物がシャボンに包まれた。これでコピーパレットに入れられる。 カービィ 「『宝』はいただいた!さらばだ!」 デデデ 「くそ〜!」 怪盗は一瞬にして消えた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー デデデ城 外部 ??? 「怪盗か・・・面白いやつが出てきたな。」 バタモン 「このバタモン探偵と勝負してほしいもんだね、近い内に。」 第2話へ続く