「メタクイック!!」 メタナイトは速度を上げダージャンスの周りを動き回る。 メタ「目が見えないなら奇襲はたやすい、後ろから攻める!!」 目にもとまらぬ速さでドリルスラッシュを決めていく。 ダー「ぐぬぅ…」 またあの引力を使ってきた。 メタ「この速さだったら効かん!!」 引力が切れた。 その隙にコンドルダイブやシャトルループを決めていく。 ダージャンスはまたしても吹き飛ばされた。 メタナイトと直線状に並んだ。 メタ「見るがいい…」 辺りが闇に包まれた。 ザン!!と大きな斬撃音と共に辺りが元に戻る。 メタ「ギャラキシアダークネス…」 なぜか辺りは煙っていた。 突如煙の中から現れたダージャンスに対してジャンプでよけようとするが足を掴まれた。 ダー「視力を…よこせぇ!!」 メタ「くっ!!」 必死に目と思われる部分を切る。 ダー「うわぁぁっ!」 何とか視力を奪われるのは免れた。しかし… ダー「…メタクイックとやらは奪った…俺は速い!!」 恐ろしいスピードで迫ってくる。 メタ(ここまでか…) その時、緑色の何かが回転しながら突っ込んできた。 ダージャンスは遠くにふっ飛ばされる。 メタ「カービィ!」 カ「遅くなってごめん、アレが元凶だね?」 そう言いつつ伝説のエアライドマシン、ハイドラから降りる。 カ「ここからは僕にまかせて。」 メタ「…やれるのか!?」 カ「もちろん。今の僕にはある秘策がある。」 ダージャンスが戻って来た。 カ「君が僕の能力を奪った張本人だね?」 ダー「…星のカービィ。その名は知っている。」 カ「おっと。僕のことを知っていたのか。なかなか嬉しいね。」 ダー「なかなかの実力者だと聞く…一度その姿を拝見してみたいもんだ。」 カ「へぇ…なかなかやる気だね?」 ダー「強き者には敬意を払わねば…俺の能力は、相手が持っているモノ…力だとか、名前だとか、そんなモノを、能力として奪うことが出来る…」 カ「強そうじゃないか。それなら相手として良さそうだ。」 ダー「俺はこれからあんたの姿を見ることが出来る。あんたの敗北した姿をなぁ!!」 いきなり突っ込んできた。 ハイドラに乗り込み、その場でスピンをする。 風圧でダージャンスは吹き飛ぶ。だがもう一度突っ込んでくる。 今度はハイドラも動き出した。すぐに最高時速200キロに到達する。 速さとパワーの戦い。 ダー「なかなかやるじゃないか…だが、これはどうするかな?」 カ「なんだ?」 ダー「コピー能力ミックス…ジェットボム!」 突然右腕がサムスのキャノン砲のようなものになった。 ダー「発射、食らえ!」 ミサイルが数発飛んでくる。 カービィはそれらをすべて吸い込み、大型星型弾を発射した。 ダージャンスは避けられない。 だがしかし。 ダー「ジェットホイールファイター!!」 今度は両腕がジェットブースターの付いた機械の腕のような感じになる。 関節部分はホイールのタイヤだろうが。 カ「三つ!?」 ダー「ふん!!」 地面を思いっきり叩く。地震のようなものが発生し、カービィはハイドラから落ちてしまった。 そのまま引力で飛ばされ、キャッチされてしまう。 ダー「これから何をするかわかるな…?」 カ「くっ!」 ダー「このときをずっと待っていた。宇宙を氷の姿で飛んでいた時からだ…カービィ、俺は!満を持して!!視力を奪える!!」 突然カービィの視界が真っ暗になった。 ダー「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 音速を超えるスピードでラッシュを食らう。 ダー「オラァ!!」 渾身の一撃。 カービィは立ち上がれない。 ダー「勝った!!死ねぇ!!」 すぐさまカービィの元に駆け寄り、ジャンプし、のしかかろうとする。 メタ「カービィ!」 勝負は終わるのか。