アナザーレポート @ どうやらこの世界を滅ぼし、新たな世界を築こうとしている組織があるらしい。調べてみたところ、どうやら世界の核なる物を人工的に創り出し、それを使ってこの世界を上書きするつもりだ。僕はこの世界が好きだ。全力でこれを阻止しようと思う。 A あの計画を阻止するには、やはり大きな力は必要不可欠だろう。幸い、僕の能力をコピーする性能はカービィ達の中でも随一だ。しかし、その大きな力を調達しなければコピーする事なんて出来るはずがない。この課題をどうするかだな…それに僕のコピー能力を持ってしても、世界を塗り替える程の力をコピー出来るかは正直怪しい。 B 中々大きな力が見つからないので、こちらで人工的に造る事にした。…多分、クローンとかバイオテクノロジーの部類になるだろう。…僕は出来れば非人道的な事はしたくない。でも、ここで誰かがやらなくちゃ世界も滅んでしまう…僕がやるしかないんだ…! C いいクローンの元が見つかった。ひろきと自称する少年だ。あの少年は物凄いスピードで成長していっている。潜在能力は未知数だろう。なんとかあの少年の細胞を極秘裏に入手する事に成功した。そこにあの少年の戦闘データを組み込み、クローン製作を開始してみる事にしよう。 D …もうクローンなんて見るだけでも吐き気がしてくる。無数の失敗作が生まれ、成功作は一体もいない。このままでは精神が保たない。…クローン製作は後にして、僕自身を強化する方針へ変えよう。とりあえず、最近発見されたコピー能力ドクターで副作用のないドーピング薬を製作してみる事にした。 E 完璧なドーピング薬が完成した。成分上問題はなかったし、僕が飲んでもなんにも悪影響がなかった。…動物実験をしてないのが気掛かりだが、そこは動物を犠牲にしなくて済んだと喜べばいいだろう。 後、噂でスーパーコンピューター、星の夢という物があると耳にした。持ち主には悪いが少し失敬しよう。どうやら、クローンも製作可能らしいのだ。これで、最高のクローンが完成する筈だ。 F ついに、あの少年のクローンが完成した。しかし、身体状況がオリジナルより悪かったため、こちらで少し調整した。身体をオリジナルより成長させ、例のドーピング薬を投与した。…良かった、副作用はないみたいだ。どうやら、このクローンは炎と相性が良いようだ。恐らく、オリジナルも炎と相性が良いのだろう。僕はこのクローンを炎にちなんで、フレイム・バーンと名付けた。…気掛かりなのはかなり反抗的なところか。 更に、星の夢にもかなりの力が備わっている事が判明した。これは嬉しい誤算だ。調べてみると、このコンピューターは元々ある彗星を人工的に造ろうとして出来た産物だと判明した。…星の夢とその彗星を合わせれば例の組織に対抗出来るかもしれない。しかし、これはただのコンピューターどんな誤作動するかわからない。…僕がこの力をコピーすれば…