『逆転ガチャ』 午前11時33分 サハリ町裁判所 被告人:ネコべー 容疑 :金バンパイアとヴラド2体の価値が釣り合わない ヴラド2体差出人・弁護人 :ナルホド 金バンパイア差出人・検察 :御剣 ナルホド: ヴラドはネコベーの機体なんですよ! 御剣 : しかし、私は既にヴラドを所持している! すでに所持しているノーマルカラーと1体だけのレアカラー。 レア度の違いは弁護側にも分かっているはずだ! ナルホド: 待った! ヴラドは既に所持していようが、誰もがもう2体は・・・と思ってしまう機体なんだ。 だからヴラドのレートは相手が何体所持していようが関係ないことは、検察側も周知のはずだ! 御剣: 異議あり! 弁護側、ついにボロを出したようだな。 ナルホド: な、なんだって! 御剣: ガチャボックスにボーグを全種類1体ずつ入れてしまえば、 それだけでボックスの空きが残り1つになり、3体目のヴラドを入れることはできない! (机を叩いて)もう2体を持ってしまったところで、そのボーグをそうこに入れるという悲しみを 味わうだけなのだよ! ナルホド: 何だと・・・それじゃあ検察側は、 (アップで)ネコベーの価値を認めないとでも主張するつもりか! 御剣: しかし、それによってそうこ行きになるボーグがいる! ナルホド: 奴は犠牲を生んででも入れるべきなんだ! 御剣: では答えてもらおう! 犠牲になってもいいボーグとは、一体誰のことだ!? ナルホド: 『デスアイ』 →つきつける くらえ! 御剣: ・・・裁判長、いかがですか? サイバンチョ: 話になりませんな。 デスアイはコストが10余った時に最後に入れるボーグとして鉄板でありますから ナルホド: うおぉぉぉ_| ̄|○ 御剣: ふ、しかし弁護側にも意地があるだろう 最後の機会を与えよう! ここで証明できなければ、有罪が確定する! (選択肢) 1・Gレッド 2・ゴキブリ 3・ウイングドラゴン 4・Gブラック ナルホド: (ここで外せば、ネコベーの命はッ・・・) うさぎ: 落ち着いて。 2chスレかwikiをよく見るのよ。 検察側は2chガチャスレの住人だわ。そこに鍵はあるはず。 ナルホド: (2chのガチャスレ・・・ そこにヒントがあるとすれば) (ここは・・・一気にいく!)  1・Gレッド  2・ゴキブリ  3・ウイングドラゴン →4・Gブラック 裁判長! 弁護側はGブラックこそが犠牲になるべきボーグだと主張します! 御剣: な、なんだと! ナルホド: Gブラックは既に入手経路が絶たれている! だからもうGブラックを手に入れることはできないはずだ! 御剣: し、しかし、私のガチャボックスにはGブラックがいる! 昨日入手したばかりのな! ナルホド: ま、まさか! それは単にGレッドの色違いなのではないのか! サイバンチョ: 弁護側の意見を却下します 御剣: 入手経路は絶たれていないのだよ! そう、レアボーグとのトレードだ! これこそ、レアボーグがノーマルカラーのプレミアをも超えるという証! ナルホド: う  うおぉぉぉぉぉぉぉぉ_| ̄|○ うさぎ: 待って。さっきの発言、おかしくない? ナルホド: さっきの・・・発言? うさぎ: 検察側は「私のガチャボックスにはGブラックがいる」と言った。 「私のメモリーカード」とは言わなかったのよ。 これがもし“言いたくなかった”のだとしたら・・・ ナルホド: (それに・・・かけるしかないのかっ) 裁判長! 弁護側のメモリーカードデータの調査を要求します! 御剣: な、なんだと! ・・・・・・裁判長、これは明らかに不必要な行為です! 調査の必要などありません! ナルホド: 異議あり! それは重要な証拠なんですよ。 (ここはカマをかけるしかないっ) (選択肢) 1・メモリーカードは他人のもの 2・ガチャボックスに異常がある ナルホド: →1・メモリーカードは他人のもの  2・ガチャボックスに異常がある 御剣: ふふ、お忘れかな?弁護人。 メモリーカードが私のものだということは、ゲームキューブのカードスロット痕で証明されている! やはり、言いがかりだったようだな? うさぎ: 落ち着いて考えて。 答えは見えているはずよ。 ナルホド:  1・メモリーカードは他人のもの →2・ガチャボックスに異常がある 裁判長!彼のガチャボックスに異常が発生している可能性があります! サイバンチョ: 異常・・・ですか? 御剣: (奴め、知っていたのか!?) ナルホド: ここに『20フォースバグ』と呼ばれる、一つの資料があります。 これによれば、ある方法を使えばGブラックなど簡単に入手できるようです。 御剣: 貴様・・・それを、どこで・・・! ナルホド: それは――2chのガチャスレですよ。 たったいま落としてきました。 御剣: ぬうう・・・ サイバンチョ: 静粛に!静粛に! うさぎ: Gブラックを含めた全ボーグを入れれば、ヴラド2体を入れることはできない。 でも、Gブラックが無いとしたら・・・ ナルホド: そう、そこに空きは生まれる! サイバンチョ: これより、検察側のメモリーカードを調査します ナルホド: (これで、決まった!) サイバンチョ: ・・・こ、これは!?  Gブラックのレベルが60を超えています!  カーソルを合わせなくては分かりませんでしたが、これは明らかにバグです! ナルホド: これでこのGブラックはバグによる産物だということが証明されました! 御剣: ぬ・・・・・・ ぬおおおおおおおおぉぉぉぉぉっぉぉぉおおおおお サイバンチョ: 我々は、もう少しでガチャボーグへの愛を失うところでした。 バグで出したボーグでボックスの隙間を埋めても、それは見せ掛けでしかありません。 ナルホド: (か、勝ったのか・・・) サイバンチョ: 検察側の、ガチャボーグを倉庫に入れてしまわなければいけないという主張を却下します。 では、被告人に判決を下します  無 罪 サイバンチョ: それでは、これにて閉廷!! (木槌の音) ナルホド: (コレで・・・終わったのか・・・) ネコべー: ありがとうございましたナルホドさん! 冷や冷やしましたよ でも、ひとつだけ聞かせてください どうして、金バンパイアを手に入れるために、ヴラド2体を差し出せるほどの勇気が出せたんですか? ナルホド: →つきつける →ヴラドパーツ あと1つでヴラド3体目なんだよ だからさ・・・ 逆転ガチャ    〜完〜