%txtCalm,JP がしゃーん がしゃーん ぎしぎし モーター音が癇に障る…。 エイス・テールは案外大した事がないのかも知れない…。 「マニロボはごすじんさまにお仕えできて幸せマニ」 「ごすじんさまは今日も素敵マニね」 「全天候型だから雨や雪もへっちゃらマニよ?」 「マニさま、マニロボは今日も立派に働いているマニよ」 「ごすじんさま、何かご用はないマニか?」 「〜♪〜♪」今日も機嫌だけはいいようだ。 マニロボは小石に躓いてバランスを崩している…。 マニロボの関節部から変な音がしている…。 マニロボは目に映る全てが新鮮なようだ。 マニロボは水溜りに映る自分の姿を不思議そうに眺めている…。 %txtAggro,JP マニロボは敵に処理速度が追い付いていないようだ…。 マニロボは涙目であなたに視線を送っている…。無視。 「マニロボはごすじんさまを守るマニ!」 「マニロボは無敗マニよー!」記憶領域のエラーだろうか。 「ごすじんさま、ここはマニロボにお任せマニ」 「機械の体!負けない心!」 威勢が良いのは最初だけとあなたは既に学んでいる。 3分持つかどうかといったところだろうか。 なんか煙が出てる…。 %txtDead,JP あなたは溜息を吐いた。 あなたは遠い目をした。 あなたは悲しいと感じない自分が悲しい。 結果は判っていても、あまり気分の良いものではない。 「ごすじんさまー!ご武運をー!」うるさいだまれ。 「先に逝ってるマニ…」後を追う気はないのだが。 「生まれ変わっても…きっと…」あなたは聞こえないふりをした。 「ぼかーん」返品はできないものだろうか。 「どかーん」何もかもが面倒な気分だ。 「マニロボはすごかった!」 「マニロボはかっこよかった!」 「マニロボはごすじんさまを守ってた!」 「なんでマニロボ死んでしまうん?」 「ギ…ガガ…ぴーーーー」 「404 Not Found」 %txtKilled,JP マニロボは敵が倒れた事に自分で驚いているようだ…。 誇らしげな{npc}の姿に複雑な感情を抱く…。 「マニロボはすごい!」 「マニロボはかっこいい!」 「マニロボはごすじんさまを守ってる!」 「マニロボにはかなわないマニ」何となくイラつく。 あなたはつい敵を憐れんでしまった。 あなたはつい明日の天候が心配になってしまった。 %txtWelcome,JP 「ごすじんさま、おかえりなさい」 「ごすじんさま、今日も元気よく発進するマニ」 マニロボは起動が間に合っていないようだ…。 %txtDialog,JP 「ごすじんさま。{npc}は一所懸命に働くマニ」 「ごすじんさま。古い油は発火温度が低くて危険マニ」 「マニさまが{npc}を送り出すとき、のーくれーむ…のーりたーん…って呟いてたマニ。どういう意味マニか?」 「{npc}は量産型ではないマニ。世にも貴重な一点ものマニよー?」 「うぃんちぇすたーぷれみあむの性能ときたらもう、数あるあーてぃふぁくとの中でも最高のすぺっくとふぉるむを誇って…」あ なたは既に聞いていない。 「0x00401016の命令が0x000000000のメモリを参照しました。メモリがreadになることはできませんでした」…? …返事が無い。再起動中のようだ。 (あなたはその辺の棒を投げ、{npc}に取って来るよう命じた) (あなたは深い穴を掘るように言い、終わったら埋めるよう命じた) (あなたはしばらく正座するように言い、飽きたら立つよう命じた) (あなたは半径100mに落ちているクズ石を集めるように言い、終わったら元に戻すよう命じた) ({npc}は流れる雲を見てぼーっとしている。何とは無しにあなたは用事を言い付ける気が失せた) {npc}が敵の周りをうろうろするのは別にガラクタだからじゃない。低Lvに拘るわけでもない。無駄にスクラップに怯えるくらい なら、今は自分のスタイルを貫きたい。こんな事って、ルルウィや黒天使みたいながさつで無神経な奴らには絶対に理解で きないだろうし、してほしくもない。 %endTxt