黒天使txt チェックしたつもりですが、誤字脱字不具合間違った表現等あってもご容赦を この文章についてご自分で使う分には改変自由です。好きにしちゃってください 転載・再配布・改変版の配布を行う場合もご自由にして下さって構いませんが その際はelona板(餅)テキスト改造総合スレに一言いただければ主に私が喜びます こういう文章を書くのは私には難しい… %txtCalm,JP 黒天使は退屈そうに大きなあくびをした。  「暇ねぇ… あなた何か芸でもしなさいよ」 「荷物を持つのはあなたの仕事よ? ほらほら頑張りなさい」 「もう少しまともな食べ物はないのかしら?」 「まったく、『ペット』のお世話は大変だわぁ…」 「さっさと行き先を決めなさい」 %txtAggro,JP 「うふふ…」 「少しは楽しめるかしら」 「ふぅん? 歯向かう気みたいね」 「いいわ、相手をしてあげる」 黒天使の瞳が生きた玩具を捉えた。  黒天使の口元が妖しく歪んだ。  %txtDead,JP 「この私が…」 「こんなの…、認めないわ…」 「ルルウィ様…」 美しい黒羽根が辺りに舞い散った。  %txtKilled,JP 「無価値な豚」 「あら、もう終わり?」 「私に狩られたことを光栄に思うのね」 「もう少し頑張りなさいよ」 「おばかさん」 「あなたはどんな気持ちで死んでいくのかしら」 「んもぅ、血で汚れたじゃない」 「あははッ! いい格好だわ!」 黒天使は死に逝く者を蔑むかの様に見つめている。  哀れな断末魔に黒天使は酔いしれた。  黒天使は恍惚とした表情を浮かべた。 %txtWelcome,JP 黒天使は寝そべったまま気だるそうに手を軽く振って見せた。  ふあぁと欠伸をしながら黒天使があなたの前を通り過ぎていった。  「あら戻ったのね、お土産は何かしら?」 「いつ戻ったのかしら、たった今? あらそう」 %txtDialog,JP 黒天使はあなたを値踏みするかのような眼で見つめている。 黒天使はあなたと目が合うと妖艶な笑みを浮かべた。 フワリと一枚の黒羽根があなたの元に舞い落ちた。 「まだダメよ…、我慢なさい?」 「街を歩くのは私は好きよ。間抜けな面した男共の視線を一身に 集めるのはこの上ない快感だもの」 「そんなに物欲しそうな顔をしても『ご褒美』はあげないわよ?」 「そんなに私とお話がしたいのかしら?」 「はぁ…、暫く一人にしてくれないかしら」 「何か言いたいのなら早く言いなさい、私も忙しいのだから」 黒天使は爪の手入れをしながら適当にあなたの話を聞いている。 「愚図で鈍間でお馬鹿な私の可愛い子猫ちゃん さぁ私の為に  今日もせっせと働きなさいな」 「…邪魔よ、下がりなさい」                少し機嫌が悪そうだ。 「{aka}ねぇ…、あなたの異名にしてはちょっと立派過ぎないかしら?」 「天界と比べて地上はなんだか空気が悪いわ…。        食べ物も不味いし、水は飲めたものじゃないし」 「あなた、たまには面白いことでも言ったら?」 「本当にどうしようもない変態ねあなた。自覚あるんでしょう?」 「私のブーストという能力は筋力、器用、速度を一時的に大きく 向上させる能力よ。私以外にもう一人使える神の使徒が居た筈 だけど…、誰だったかしら」 「私と一緒に旅ができるなんてあなたのツマラナイ人生の中では ありえないほどの幸運よ。ルルウィ様に感謝するのね」 「私は神の使徒で唯一乗馬適正を持っているわ。        でも残念、私は『乗る』方が好みなの。うふふ」 「私の為に装備を集め、私の為に食べ物を用意し、私の為にお金 を貢ぐ。あなたは本当によくできた『ペット』だわ」 「あなたは私のものなの、私の許可なく死んだりするのはダメよ」 アンニュイな様子で佇む黒天使の姿は、           ただそれだけで蠱惑的であり神々しくもある。 考え事をしている様子の黒天使が足を組みかえる度に、    あなたの視線は釘付けになった。 ただ黒天使が傍にいるだけのはずなのに、          なんだかあなたは頭がくらくらして来た。 高純度の媚薬にも似た黒天使の甘い香りはあなたを麻痺させ、 脳髄が蕩けていく様な感覚さえ覚える。 黒天使にうっとりするほど魅惑的な笑みを向けられて、    あなたは今すぐ死んだとしても構わないような幸福感を感じた。 この美しい天使の為ならば、あなたは全てを投げ打ってもいい。と、時々思うようになった。 %endTxt