%txtCalm,JP *ふよふよ* *ぱたぱた* 妖精は眠そうに欠伸を漏らした。 妖精は暇そうに自分の髪を弄くっている。 妖精はけらけらと笑っている。 妖精はあなたの耳に息を吹きかけた。 妖精はあなたの頭の上に乗って騒いでいる。 妖精はあなたのモノマネをしている。 妖精はくるくると踊りだした。 風に乗って甘い香りが漂ってきた。 あなたはいつのまにか自分の髪が結われている事に気がついた。 妖精はどこからか盗んだであろう財布の中身を確認している。 「ねえ、今日の晩御飯なにー?」 「神様なんかクソくらえー♪」 「おおう、ぶるじょあ…」 あなたは妖精から強引に財布を取り返した。 「へー、結構持ってるのねー」 あなたは妖精から力ずくで財布を取り返した。 「うへぁ、すかんぴーん」 あなたは妖精から素早く財布を取り返した。 %txtAggro,JP 妖精は敵を確認すると素早く武器を構えた。 妖精は口笛を吹き敵の襲来を伝えた。 妖精はすばやく懐に潜り込み相手の持ち物を掠め取った。 妖精は突如姿を消した。あなたはサボっているのではないかと不安になった。 一条の光があなたのすぐ隣を掠めていった。 「あーもー、面倒くさーい!」 「一発くらいなら誤射ですむかな」 あなたは背後に寒気を感じた。 「この素早い動きについて来れるかぁー!」 「こっち来るなよう」 「ころされぅ!」 あなたはイラっとした。 %txtDead,JP 妖精はわざとらしく吹き飛び、そのまま姿を消した。 妖精はふらふらと地面に倒れこみ、一輪の花へと姿を変えた。 「はーい、一回休みー」 「ちくしょー、ヤケ酒してやるー!」 「いちぬーけたっ」 「お先に失礼しまーす」 「しぬぅ!」 あなたはイラっとした。 %txtKilled,JP 妖精は戦勝の歌を歌った。 悲しい音色だ、とあなたは思った。 妖精は追悼の歌を歌った。 勇ましい音色だ、とあなたは思った。 妖精は倒れ付した相手に光線を放ち、力尽きている事を確認した。 妖精は顔にかかった返り血を拭うと、あなたに柔らかい笑顔を向けた。 妖精は残党が居ないか周囲を警戒している。 「成仏召されぃ」 「勝てばなんたら負ければうんたらってね」 「ばーか」 「よゆーよゆー!」 %txtWelcome,JP 妖精が眠たそうな瞳であなたを出迎えた。 あなたが妖精の頭を撫でると、くすぐったそうに僅かに目を細めた。 良い香りがする。 あなたが周りを見渡すと、カレーとそれに溺れている妖精が目に付いた。 妖精が壁に磔にされている。悪戯がばれたのだろうか。 妖精は目を輝かせてあなたに手を差し出した。 「おみあげは?」 「やっと帰って来たね。ずっと退屈だったんだから」 「今度こそ私を連れてってよ。メイドに悪戯するのも飽きちゃったわ」 「あら、まだ生きてたの?」 妖精は嬉しそうに羽をはばたかせている。 %txtDialog,JP 「ひまー 暇すぎて死んじゃうー」 「ん? なに? 私の顔に何かついてる?」 「ねえねえ、何で{aka}なんて名乗ってるの? {aka}ってどういう意味?」 あなたは必死に話題を変えた。 「この間落ちてた財布をガードに渡したら窃盗犯扱いされちゃったのよね。 あいつの目は節穴かしら」 「ここに五つのアビの実パイがあります。 この内どれかにカラシが仕込んであります。 これを交互に食べていき先にカラシ入りを食べてしまった方が負けです。 では、{player}さんからどーぞ! …え?私が先に食べろ? …テレポート!」 「私達と妖精さんは全く別の種族だよ。            昔は一緒だったんだけどねー」 「私達妖精はクミロミの秘密を握ってるの。 嘗てそれを巡って妖精さんとは幾多もの闘争を繰り広げたものだよ」 「クミロミの秘密? それはね…」             {npc}はぼやけた霧に覆われた。 何者かによって詠唱された沈黙の霧のようだ。 「私達妖精は非力で味方も少ないのよ。           特に神様のご寵愛なんかを受けてる妖精さんとは違ってね」 {npc}は上機嫌で鼻歌を歌っている。 あなたが見つめている事に気付くと、ばつが悪そうに顔を横に背けた。 {npc}はいくつか花を摘みあげると慣れた手つきで冠を作り上げた。 {npc}はどこか懐かしさを感じる歌を歌っている。 あなたはふと故郷が恋しくなった。 {npc}は見覚えの無い財布をぶんぶんと振り回している。 {npc}はどこからか拾ってきたプチを少しずつ千切って遊んでいる。 {npc}は突然あなたの目の前に出現した。 その手にはほどよく肥えた財布が握られていた。 %endTxt