%txtCalm,JP エレアの魔術師は周囲の目線に怯えている。 エレアの魔術師は小さく肩を震わせながらあなたの後ろを歩いている。 エレアの魔術師の手元が光っている。あなたは慌てて詠唱をやめさせた。 エレアの魔術師は有りもしない非難の目線に身体を震わせた。 エレアの魔術師は一瞬あなたを見失って、慌てて貴方を探した。 エレアの魔術師は周囲を過剰に警戒している。 %txtAggro,JP 「そんなに……そんなにわたしたちが!エレアが憎いんですか!?」エレアの魔術師は涙を流しながら詠唱を始めた。 「い、嫌ぁっ!来ないで!来ないでください!」エレアの魔術師は泣き叫びながら詠唱を始めた。 「どうして……?どうして私たちばかりこんな目にあわなきゃならないんですか!?」エレアの魔術師は激しい憎悪で敵をにらみつけた。 「みんな……みんな死んじゃえばいいんだぁっ!!」エレアの魔術師は半狂乱で詠唱を始めた。 「嫌だ……やだぁっ!!」エレアの魔術師は震える腕を突き出して魔法の矢を構築した。 エレアの魔術師は狂気と正気の狭間で混乱している。 エレアの魔術師は詠唱を間違えて魔法の矢を暴発させた。 エレアの魔術師は貴方の姿を確認してから、深呼吸をして詠唱を始めた。 %txtDead,JP 「あは……これで、自由に……」 「生きているよりも……死んだほうがずっと……」 「これまでも……生きているとは言い難かったですよね……」 「ようやく……死ねる……」 「ラー……ネイレ……さ……ん」 「ロミア……ス…………」 「か……はっ」エレアの魔術師は血塊を一つ吐き、そのままゆっくりと地に斃れた。 「嫌……死にたく無いよ…助け…」エレアの魔術師は、ゆっくりと消えていく自分の命に絶望しながら死んだ。 「生きてる意味なんて……無かったなぁ……」エレアの魔術師は粉々に砕けた。 「嫌……いやいやいや嫌ぁぁぁぁああああっ!!」戦場に響き渡った悲痛な叫びが、あなたの鼓膜を劈いた。 「ごめんなさい……生まれてきてごめんなさい……」エレアの魔術師は、命尽きるまで謝り続けた。 「生まれてきて、ごめん……なさ……」エレアの魔術師は、目をゆっくりと閉じた。 「最初から……こうしていればよかったんですね……」エレアの魔術師は、立ち上がろうとしなかった。 %txtKilled,JP 「死ん……だ?」 「……っぐ、う……」エレアの魔術師は弾けた敵の死体を見て嘔吐感を覚えた。 「死ね!死んじゃえ!」 「あは、あはははははははっ!」 「貴方が私を殺そうとするから!」 「死ね!死ね死ね死ね死ね死ね!あはははははっ!!」 「みんなみんな死んじゃえばいいんですよ!死ねば……死ねばもう私達を迫害したりできない!」 エレアの魔術師は息絶えた敵の死体に何発もの魔法の矢を打ち込んだ。 エレアの魔術師は止めを刺した敵の身体を魔法の矢で穴だらけにした。 エレアの魔術師は敵の死体を何度も何度も攻撃している。 %txtWelcome,JP 帰還したあなたに気付くと、エレアの魔術師は手を振って迎えた。……足元の頑丈なロープと、首の縄の痕には、気付かないフリをするべきだろうか。 貴方が帰還すると、家の中で軽い金属音がした。急いで家の中を覗き込むと、血まみれのエレアの魔術師がナイフをとり落としたところだった。 「……置いていかないでください。貴方が居ないと、私は……生きる意味すら、見出せない」エレアの魔術師は貴方に縋りついた。 %txtDialog,JP 「いざ戦う時になると足が震える。詠唱に集中できなくなる。敵を直視できない。……死んで行った仲間の特徴ですよ、すべて私にも当てはまるのに、私は今ここで生きている。皮肉な事に、ね」 「……私なんか……私なんか、生きていても仕方ないと思いませんか?」(あなたはそんなことないと言った)「そう思うのは、貴方だけですよ。……私でさえ、そうは思えないんですから」 「今日は明日よりよほどマシな日だ、とはよく言ったものです。……生きる希望など、とうに見失って久しいのですがね。この言葉のおかげで今日を生きられるんですよ」 「同胞を手にかけるのは正直、遠慮したいです。……しかし、もう彼等と私とは相容れない存在。最早彼等は私を同胞とは思っていないでしょうし、ね。戦いますよ。殺します。それが、生き残る唯一の道ですから」 「……」(エレアの魔術師は無言で涙を流している。あなたはそっとエレアの魔術師の頭を撫でた)「なぜ……なぜエレアばかりが不当な迫害を受けるんですか?……意味が……意味がわかりませんよ……っく、ひっく……ぅ……なぜ……なんで私達だけ!!」 「……」(エレアの魔術師は何も無い中空を見つめている)「……争いなど、新しい争いを生むだけだと……なぜ、人は学べないのか……」 「貴方はロミアスを知っていますか?」(あなたは露骨に嫌な顔をした)「……あの陰険鬼畜外道ゴ緑クズ野郎に何をされたか知りませんが。……少なくとも、彼は貴方に生きる気力を与えたのではないですか?……憎悪も、反骨心も、生きるための活力としてなら悪くは無いと思いますよ」(あなたは素直に感心した。……なぜか、ロミアスのニヤリ顔が頭に浮かんだ。あなたは前言撤回したくなった) 「……風が」(エレアの魔術師は風に吹かれた髪の毛を掬い上げた。あなたはその何気ない仕草に見惚れた)「……こんな仕草も、私でなくラーネイレさんなら絵になったでしょうに。なぜあの人は使者にロミアスなんかを選んだのでしょうかね……どうかしましたか?」 「……」(唐突にエレアの魔術師はあなたの手を握った)「見捨てないでください。傍にいてください。……もう、私の居場所はここしか無いんです」(あなたはそっとエレアの魔術師の頭を撫でた) 「いっそ、狂ってしまえれば楽かもしれない。そう思っていた時期が私にもありました。……実際、ですか?……まあ、見ての通りですよ」 「神は居ない。なんてバカなことは言いませんよ。……ですが、私達を救う神は居ない。それだけは確かな事です」 「……はっ!」(エレアの魔術師が魔法の矢を放つと、あなたの目の前を飛んでいた羽虫が砕け散った)「あ……すいません。動くものを見ると撃つ癖が」(あなたはエレアの魔術師をそっとたしなめた) 「剣より、斧より、エレアの体に向いているのが魔法です。……まあ、冒険者にとっては有象無象のやからにしかなり得ない現状を見れば、ネフィアの同胞たちがどれほど疲弊しているかわかるでしょう」 (エレアの魔術師は手に持った花を放り投げた)「……割り切らなきゃ、いけませんよ?ヒトは、ヒトを殺して平気でいられる生き物じゃない。割り切るか、狂うか。……狂った者がどうなるかなんて、目の前の愚かな小娘を見れば一目瞭然ですよ」(エレアの魔術師は涙をこぼしながら嗤った) %endTxt 作者:Uyu Elona関係なら自作発言、二次配布以外好きにしちゃっておkですよー。改変して別のキャラのテキストにするのもいいかも。