マ はぁはぁっ・・!はぁはぁっ・・! つ、疲れたぁ・・! カ 大丈夫ですか?お水、飲みます? マ あ、これはどうも。 ごきゅごきゅごきゅ―― ぷはー!!!生き返ったー! どこの誰だか知りませんが、ありがとうございました! カ 私はカガミです、そしてこちらはヒナタ殿です。 それから―― ア ・・・・ アリス、です。 マ そうでしたか、私はマーチ。 ア (うーん面識は無さそうね。どこかであった気がしたけど、他人のそら似だったのかな?) マ 急いでますので、これで! カ ちょ、ちょっと待ってください。そんなに急いで、どこへ? ア あ、そうだ。この手紙、マーチのでしょ? マ あ! ア 人探ししてるのよね? 手伝おっか? マ ほんと!?良かった、これであの御方に首をはねられないで済むかも! ア 物騒ね。それで、どんな人を探しているの? マ あの子です。 ア ・・・え? カ どんな人ですか? マ あの子はあの子。それ以外に言いようがないの。 ア こ、困ったわね。 カ でも早く見つけないと、 マーチさんの首が・・・。 ア あの御方って手紙の差出人の赤の女王のことなのよね? マ ひゃあ!ダメですよ、呼び捨てなんて!あの御方は、すべて聞いています! 赤 ――ええ、聞いているわ。 マ ああああ! カ ちょ、ちょっとカガミの後ろに隠れるのはズルイですよ! 赤 静かになさい! 首をちょんぎるわよ! カ ヒッ! 赤 ふふふ・・・。 ちゃんとここまでこれたのね。 ねえ―― アリス? ア 私のことを、知ってるの・・!?