―忍びの里 蛇の道 柳生 半蔵、よもやお前が裏切るとは。 半蔵 !? カ 柳生宗矩!? 柳生 失望したぞ。 小太郎を封じ、お前を残したのは、その忠義が信ずるに値すると思えたからだ。 それを、このような形で。 半蔵 宗矩様、ありがたきお言葉です。 しかし・・・この幾百年。積もりに積もった想いに、嘘はつけません。 俺は、悔しかった・・・。 忍びとして尽くした忠義が、権力を前に容易く葬られることがッ! 柳生 忍び、失格だ。 半蔵 ええ、でも・・・人として失ってはいけないものを取り戻しました! 柳生 あやかしが人を語るか! 茶番はもう良い。知ってはならぬ事を知ったお前らは生きて返さん。 いでよ、大蛇! カ !? 佐助 口寄せか! 柳生 地の果てまで逃げるのだな。 才蔵 後ろだ! 大蛇 ふふふふ・・・。 佐助 お、おう。すいぶん色っぽい大蛇じゃねえか。 大蛇 キシャー!! 佐助 どわっ!でかくなりやがった!