―忍びの里 半蔵門 佐助 ここが正就のいる屋敷か。 退魔 半蔵様・・・。 犬 ・・・・・ 佐助 なにしょぼくれてんだよ、お前らは間違ってねえ。忠義の塊だ。 才蔵 そういうことだ。では、屋敷の案内を頼む。 退魔 ここは他と同様、何層構造にもなっていて、至る所に半蔵様の幻影が待ち構えている。 カ 質量のある幻影ってやつですね。 佐助 なんとー! いや、ごめん。やんなきゃいけないかなって。 犬 我らの様な術とは違い、半蔵様の術は比べ物になりません。 半蔵 具体的には? 犬 幻影同士は知能を共有しています。 才蔵 なるほど、学習していく幻影ということか。 佐助 要するに、だんだん強くなっていくんだろ?大丈夫、それより俺たちが強ければいいだけだ。 カ な、なるほど! なんだかとっても心強い方々ですね、あるじ!