ア すっごい! ホントにやっつけちゃった・・・。 カ えへへ、さすがはあるじです! ところでさっきのあやかしはいったい? ア あやかし?なにそれ・・・? カ では質問を変えますね。 ここで、何があったんですか? ア 実は・・・んーっと・・・ カ ? ア 私もよくわかんなくて・・・。 白いうさぎを追いかけてたら、いつの間にかここに居て・・・ そしたらさっきのでっかいナメクジが居て―― とにかく・・・何がなんだかよくわからないの! カ ふむ、記憶の喪失・・・いや、もしかして何かの拍子で門(ゲート)に落ちたショックでしょうか・・・? マ ハァハァ!大変だ大変だ!アイツがどんどん現れる! ア ああ!あのうさぎ!! カ えっ――と言う間にどこかへ行っちゃいましたね・・・。 ん?なにか落としましたよ。 ア 手紙・・・かしら? カ 読んでみましょう! 赤 あの子を探しなさい。見つけられなかったら―― その首、ちょんぎってしまいますよ。 赤の女王 カ ヒェー!なんですかこの恐ろしい手紙は・・・! ア (赤の・・・女王・・?) カ ? アリスさん、どうかしましたか? ア う、ううん!なんでもない! (どこかで聞いたことがあるような・・・でも――) カ ところであのうさぎさんはどんどん現れるって言ってましたケド、もしかして・・・ ア うん、あのナメクジ怪獣が次から次へと出てくるの! カ な、なんですって!? あるじ!このまま放っておくわけには行きません。 あのナメクジ怪獣が増え続ければ、瘴気が広がっていずれ人間にも被害が出てしまいます。 陰陽院には私から報告しますので、すぐにやれることをやりましょう! ア 私も行く!ひとりじゃなんだし、困ってる人を放っておけないわ! カ 結構危険ですよ? ア 大丈夫! 私って冒険が大好きなの! ティー はぁい、ウェッジ様よ。言い忘れた事があったわ。 時間が経つとナメクジ怪獣はいなくなっちゃうからちゃんと倒しなさいよ。 まっ、残り時間が表示されてるから、見落とさないこと!見逃すようなバカはいないと願いたいわ。 そうそう、一定時間内なら与えたダメージは蓄積してるから安心していいわよ。 これくらいの事、知ってるですって?わざわざ言う必要もない? なによ、ガタガタ言わないの。そのくらい余裕がなくて陰陽師なんてやってられるわけ? じゃ、せいぜい頑張りなさい。