―西日本某所 忍びの里 カ すごい、岩壁に沿うように屋敷が連なってます。 え?これじゃあ目立つと? 忍びの里と言っても、ここはすでに異界化しているあやかしたちだけの世界です。 普通の人には見えないですし、害もないように作られてるんです。 千代 そう、ここは忍びに縁のあるあやかしたちの最後の聖域・・・ カ おや?あなたが、情報屋さんですか? 千代 ええ、私は千代と申します。 ヒナタ殿とカガミさんですね? 陰陽院から話は聞いています。案内します、こちらへ。 カ ありがとうございます。 では、あるじ。参りましょう。