カ まったく、話している間にも次から次へと・・・。 王女 ドラコは優秀じゃろう。妾の自慢のボディガードじゃ。 カ でも暴走は止められないんですよね・・・? 王女 うっ・・・。 シュン――― カ わわ、大丈夫です!あるじはこれまでも難事件をたちまち解決して来ましたから!ね!? カガミの勢いに押され、思わず頷いてしまった。 パアアッと、竜の王女の顔に笑顔が広がった。 カ く、なんて眩しい笑顔。たしかにアイドルの素養はありそうです・・・。 王女 そうじゃろう!やはり、妾はスーパーアイドルになるべくして生まれたんじゃ! カ ・・・あの、なんでそんなにアイドルに憧れるんですか? 王女 うむ、あれは・・・かれこれ3000年前にさかのぼる―― カ ちょ、ごめんなさい。回想に入る前に、竜の王女さんっておいくつなんですか? 王女 17歳です! カ おいおい! ハッ!?思わず・・・。いや、今かれこれ3000年前って言ってませんでした? 王女 17歳と3000年くらいかな―― カ へ、へぇー。