カ どんどん強くなってませんか、このドラゴン。 王女 言っておらんかったか?ドラコの固体は無限で、かつ意識は共有されているのじゃ。 カ じゃあ、どんどん学習していくってことですか? 王女 まあ、そんなところじゃ。倒されれば倒されるほど、強くなる。 カ どこかの戦闘民族みたいなドラゴンなんですね・・・。 このままじゃ日本中がドラゴンに覆い尽くされてしまいます。 すでに陰陽院は動いて、日本中の陰陽師を集めて対処しているようですから、 我々も出来る限りドラゴンを倒していきましょう! ―都内 某所 九頭竜 久しぶりだな!ドレイク! ドレイク おお、九頭竜か、変わらないな! いつぶりだっけ? 九頭竜 水中に沈めるの大好き同好会のオフ会以来か? ドレイク あー、あの時は俺の財宝のありかのヒントを出して盛り上がったんだっけ? 九頭竜 はは、そんなこともあったかな。 ドレイク 最近はどうだ? 九頭竜 いやー最近生贄はすっかり足を洗って、アイドルに貢ぐ毎日さ。 ドレイク まったく、昔のお前に今のお前を見せてやりたいな。 九頭竜 やめろよ、俺も若かったんだって。 生贄をたくさん水中にお持ち帰りしちゃってなあ。 ドレイク でも生贄の子たちはなんだかんだで、そこが気に入って居ついたんだろ? 九頭竜 今じゃ竜宮城なんて名前の一大テーマパークだな。 ドレイク ハハハハ!人間の頃のうちに行ってみたかったなー竜宮城。 九頭竜 ・・・・・? ドレイク ん、どうした? 九頭竜 いや、ライブが始まらないなと思って。すでに5分も過ぎてる。 ドレイク たしかに・・・。