あやかしたちの力の均衡を崩しかねない事象が露見しようとしている。 それは、とある忍びの里に封じられた密書。 今日の歴史を揺るがしかねない重要事件の顛末を記されたその書。 歴史が変われば、人の想いは変わり、人の想いを力とするあやかしたちの力の均衡は容易に崩れ去るだろう。 陰陽院は歴史の闇を闇のままにせんと、陰陽師たちに檄を飛ばす。 「権限の密書を手に入れろ」と。